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Falco@セキュリティ系ミドルウェア

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. Falcoの仕組み

アーキテクチャ

falco_architecture

コンテナ上のプロセスは、コンテナのカーネルに対してシステムコールを実行する。

システムコールのイベントが発生した時に、eBPFを使用して、Falcoの処理をフックする。

これにより、Falcoはシステムコールのイベントを収集し、異常なイベントを検知すれば、これを通知する。

Falco自体は、デーモンやDaemonSet配下のPodとして稼働させる。


02. ユースケース

監査ログの作成

システムコールのイベントを記載したログを作成する。

*実行例*

Pod内のコンテナに接続し、コマンドを実行したとする。

すると、Falcoは以下のようなログを作成する。

09:21:30.694701115: Notice Unexpected process spawned in container (command=cat /etc/hostname pid=24018 user=root k8s.ns=defalut k8s.pod=foo-pod container=foo image=foo@sha256:*****)\n,