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ストレージ系@パッケージ

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. growpart

growpartとは

パーティションのデバイスファイル名を指定し、パーティションのサイズを拡張する。

$ growpart <パーティションのデバイスファイル名> <パーティションの番号>

パーティションのデバイスファイル名は、fdiskコマンドまたはdfコマンドで確認できる。

パーティションのデバイスファイル名を確認するのみであれば、マウントされているパーティションしか表示しないdfコマンドよりも、fdiskコマンドの方がよいかもしれない。

$ fdisk -l

ディスク /dev/vda: 20 GiB, 21474836480 バイト, 41943040 セクタ
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: gpt
ディスク識別子: 301D27AA-0BF9-4B81-9B4A-3138251A4FD7

# パーティションの情報
デバイス   開始位置 最後から セクタ サイズ タイプ                          UUID
/dev/vda1      2048   206847   204800   100M Linux ファイルシステム 56713D43-4900-46EB-92D5-1D09C9449B11
/dev/vda2    206848  4401151  4194304     2G Linux スワップ         D156FFCF-97DE-45EB-A6B0-21A9B876129A
/dev/vda3   4401152 41943006 37541855  17.9G Linux ファイルシステム C7A19722-4C31-4646-8ED4-DD4D86EFBC50
$ df

Filesystem     Size   Used  Avail  Use%   Mounted on
/dev/xvda1       8G   1.9G    14G   12%   /           # パーティション
/dev/nvme1n1   200G   161G    40G   81%   /var/lib

*例*

先に、lsblkコマンドでパーティションを確認する。

$ lsblk

NAME          MAJ:MIN RM   SIZE  RO  TYPE  MOUNTPOINT
xvda          202:0    0    16G   0  disk             # ストレージ
└─xvda1       202:1    0     8G   0  part  /          # パーティション
nvme1n1       259:1    0   200G   0  disk  /var/lib   # ストレージ

また、dfコマンドでパーティションを確認する。

$ df -h

Filesystem     Size   Used  Avail  Use%   Mounted on
/dev/xvda1       8G   1.9G    14G   12%   /           # パーティション
/dev/nvme1n1   200G   161G    40G   81%   /var/lib

パーティションのデバイスファイル名を指定し、パーティションを拡張する。

パーティションの番号は『1』である。

$ growpart /dev/xvda 1


--dry-run

コマンドをドライランする。

$ growpart --dry-run /dev/xvda 1


02. resize2fs

resize2fsとは

ファイルシステムを指定し、ファイルシステムのサイズを拡張する。

# 空き領域の100%を使用して拡張する。
$ resize2fs <デバイスファイル名>


03. tree

treeとは

ディレクトリ構造を取得する。

$ tree

.
├── foo/
│   └── foo.txt
│
├── bar/
│   └── bar.txt
│
└── baz/
    └── baz.txt


-I

パターンにマッチしたファイルを除外し、それ以外のファイルの場合はディレクトリのみを取得する。

-oオプションで作成されたファイルがある場合に役立つ。

$ tree -I tree.txt -o tree.txt


-L

ディレクトリ構造で表示する階層の上限数を設定する。

$ tree -L 1


-o

取得結果をファイルに出力する。

$ tree -o tree.txt


-P

パターンにマッチしたファイルのみを取得し、それ以外のファイルの場合はディレクトリのみを取得する。

ディレクトリ内のファイル名にある程度の規則性がある場合、構造を把握するために役立つ。

# terraformのproviders.tfファイルのみを取得する。
$ tree -P providers.tf