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コマンド@Ansible

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. ansible-playbookコマンド

--ask-vault-pass (ask-vault-password)

ansible-vaultプラグインによって暗号化されたパスワードファイルを復号化し、プロビジョニングを実行する。

$ ansible-playbook <playbookファイル> -i <inventoryファイル/ディレクトリ> --ask-vault-pass

*例*

全てのインベントリーを指定し、また暗号化済みファイルを復号化し、プロビジョニングを実行する。

$ ansible-playbook foo-playbook.yml -i ./inventories --ask-vault-pass


--vault-password-file

ansible-vaultプラグインによって暗号化されたパスワードファイルを直接的に指定し、プロビジョニングを実行する。

$ ansible-playbook foo-playbook.yml -i ./inventories --vault-password-file foo-file


-i

▼ -iとは

inventoryファイルを指定する。

これにより、プロビジョニングの実行先の管理対象ノードを指定できる。

基本的には、ディレクトリを指定した方が良い。

$ ansible-playbook <playbookファイル> -i <inventoryファイル/ディレクトリ>

*例*

fooインベントリのみを指定して、プロビジョニングを実行する。

$ ansible-playbook foo-playbook.yml -i ./inventories/foo-inventory

*例*

全てのインベントリーを指定して、プロビジョニングを実行する。

$ ansible-playbook foo-playbook.yml -i ./inventories


-u

実行ユーザーを明示的に設定する。

設定しない場合、現在のターミナルの実行ユーザーをそのまま使用する。

$ ansible-playbook -u foo-user <playbookファイル> -i <inventoryファイル/ディレクトリ>


02. ansible-vaultコマンド

decrypt

指定した暗号化済みファイルを復号化する。

$ ansible-vault decrypt parameters.yml


encrypt

指定した平文ファイルを暗号化し、元の平文ファイルを上書きする。暗号化済みのファイルを使用する場合、ansible-playbookコマンドで--ask-vault-passオプションを有効化する必要がある。

$ ansible-vault encrypt parameters.yml

New Vault password:
Confirm New Vault password:
Encryption successful
$ cat parameters.yml

$ANSIBLE_VAULT;1.1;AES256
*****


03. ansible-inventoryコマンド

--list

▼ --listとは

inventoryファイルを指定し、json形式に変換する。

$ ansible-playbook -i <inventoryファイル/ディレクトリ> --list

*例*

$ ansible-inventory -i ./inventories/inventory --list

▼ -y

inventoryファイルを指定し、yml形式に変換する。

$ ansible-playbook -i <inventoryファイル/ディレクトリ> --list -y

*例*

$ ansible-inventory -i ./inventories/inventory --list -y