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コマンド@Kaniko

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. /kaniko/executorコマンド

--build-arg

コンテナビルド時のオプションを設定する。

$ /kaniko/executor --build-args "FOO=foo"

オプションの値にスペースがあるとkanikoがクラッシュするため、IFSにNULLを設定して対処する。

また、--build-argの値をオプションの一部のように解釈してしまうため、=でオプションと値を区別させる。

# IFSに"NULL"を設定する
$ export IFS=''

$ /kaniko/executor --build-args="FOO=foo" --build-args="BAR='bar1 bar2 bar3'"

--context

指定したDockerfileのあるディレクトリをカレントディレクトリとして、dockerデーモンに送信するディレクトリを設定する。

$ /kaniko/executor --context=.


--destination

ビルドしたコンテナイメージのキャッシュを作成するリポジトリを設定する

$ /kaniko/executor --destination=****.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/kaniko


--dockerfile

コンテナ内でビルドしたいDockerfileのパスを設定する。

$ /kaniko/executor --dockerfile=./docker/Dockerfile


--no-push

コンテナ内でビルドしたコンテナイメージをプッシュしない。

ビルドのみを実行したい場合に使用する。

$ /kaniko/executor --no-push