プラクティス@Envoy¶
はじめに¶
本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。
01. エラー¶
dial tcp lookup timeout
を解決する¶
▼ dial tcp lookup timeout
とは¶
EnvoyがCoreDNSとの通信に失敗している可能性がある。
▼ 解決方法¶
以下が原因である可能性がある。
- CoreDNSが停止している。
- CoreDNSへのリクエスト経路のネットワークパフォーマンスが低い
これらを解決する。
upstream request timeout
を解決する¶
▼ upstream request timeout
とは¶
ステータスコードは504
である。
送信元Envoyからのリクエスト処理が、リスナーからルートへのタイムアウト時間を超過し、送信元Envoyから宛先にリクエストを送信できなかったことを表している。
アウトバウンド通信の場合、送信元Envoyの宛先はサーバー側Envoyや外部システムがであり、送信元Envoyから他のEnvoyや外部システムへのリクエストでタイムアウトになっている。
インバウンド通信の場合、送信元Envoyの宛先はマイクロサービスであり、送信元Envoyからマイクロサービスへのリクエストがタイムアウトになっている。
▼ 解決方法¶
以下が原因である可能性がある。
- 送信元Envoyがハードウェアリソース不足や高負荷状態にあり、処理し切れなかった
- タイムアウト時間が短すぎる
- ネットワークに問題がある。
- 処理に時間がかかりすぎている。
これらを解決する。
upstream response timeout
を解決する¶
▼ upstream response timeout
とは¶
ステータスコードは504
である。
送信元Envoyから宛先にはリクエストを送信できている。
しかし、宛先からのレスポンス処理がタイムアウト時間を超過し、送信元Envoyが宛先からレスポンスを受信できなかったことを表している。
アウトバウンド通信の場合、送信元Envoyの宛先はサーバー側Envoyや外部システムがであり、サーバー側Envoyや外部システムからのレスポンスがタイムアウトになっている。
インバウンド通信の場合、送信元Envoyの宛先はマイクロサービスであり、マイクロサービスからのレスポンスがタイムアウトになっている。
▼ 解決方法¶
以下が原因である可能性がある。
- 宛先Envoyがハードウェアリソース不足や高負荷状態にあり、処理し切れなかった
- タイムアウト時間が短すぎる
- ネットワークに問題がある。
- 処理に時間がかかりすぎている。
これらを解決する。