L1@OSI参照モデル¶
はじめに¶
本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。
01. 物理層 (L1
)¶
物理層とは¶
ケーブルや通信信号を処理する層である。
02. LAN:Local Area Network¶
LANとは¶
限定された領域のみで通信できるネットワークのこと。
LAN内では、各機器はプライベートIPアドレスで識別されている。
LAN内に配置されたNATルーターが、WAN内のグローバルIPアドレスとLAN内のプライベートIPアドレスを相互変換する。
LANの構成¶
▼ サブネット¶
LANは、バリアセグメント、パブリックサブネット (非武装地帯) 、プライベートサブネット (内部ネットワーク) 、に分割できる。
AWSやGoogle Cloudでも、VPCを同様のサブネットに分割すると良い。
▼ パブリックサブネット内のサーバー¶
攻撃の影響がプライベートサブネットに広がる可能性を防ぐために、外部から直接的にリクエストを受ける。
そのため、『DNSサーバー』『プロキシサーバー』『webサーバー』『メールサーバー』は、パブリックサブネットに配置すると良い。
▼ プライベートサブネット内のサーバー¶
外部から直接的にリクエストを受けない。
そのため、『dbサーバー』は、プライベートサブネットに配置すると良い。
03. WAN:Wide Area Network¶
WANとは¶
特定のLAN間のハブになるプライベートネットワークのこと。
インターネットサービスプロバイダーがサービスとして提供している。
WAN内では、各LANはグローバルIPアドレスで識別されている。
各LANがWANに接続するためには、DTE (例:ブロードバンドルーター、Wifiルーター) 、DCE (例:モデム) 、電柱にあるアクセス回線、が必要になる。
インターネットと比べて金銭的負担が大きく、帯域幅を考慮しなければならない。WANで帯域幅を拡大するためにはインターネットサービスプロバイダーの料金がかかる。
その一方で、通信の利用者が限られているため、サイバー攻撃の脆弱性が低い。
WANの種類¶
▼ 専用線方式¶
WANを経由したプライベートな通信で、パケットの送信元と宛先が決まっており、特定のユーザーがアクセス回線を占有する。
他のLANから閉じられた専用のアクセス回線であり、特定のLAN間のみでパケット通信を実行する。
他のWANよりも、安定した通信速度で安全に通信できる。
▼ 回線交換方式¶
WANを経由したプライベートな通信で、パケットの送信元と宛先が決まっておらず、複数のユーザーでWebアプリファイアウォールを共有する。
ただし、特定のユーザーのパケットがアクセス回線を通過している間、他のユーザーはアクセス回線を使用できない。
少数対少数でパケット通信を実行するため、送信時に、送信者と受信者の宛先情報は不要である。
▼ パケット交換方式¶
WANを経由したプライベートな通信で、パケットの送信元と宛先が決まっておらず、複数のユーザーでWebアプリファイアウォールを共有する。
複数のユーザーでアクセス回線を同時に使用できる。
対多数でパケット通信を実行するため、送信時に、送信者と受信者の宛先情報が必要になる。
WANの実現方法¶
WANの実現は、1980
年代のアナログ専用線から始まった。
現在は、広域イーサネットやVPN (仮想プライベートネットワーク) を使用して、WANを実現するようになった。