AWS EKSアドオン@クラウドプロバイダー系¶
はじめに¶
本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。
01. AWS EKSアドオン¶
AWS EKSアドオンとは¶
EKSのコントロールプレーンとデータプレーン上でKubernetesを稼働させるために必要なアドオン。
マネージドタイプとセルフマネージドタイプがあり、マネージドタイプではアドオンの設定値をAWSが管理し、ユーザーの設定を強制的に上書きする。
一方で、セルフマネージドタイプではユーザーがアドオンの設定値を定義できる。
セットアップ¶
▼ コンソール画面から¶
設定項目 | 説明 |
---|---|
バージョン | AWS EKSアドオンのバージョンを設定する。 |
オプション | AWS EKSアドオンのオプションを設定する。 |
継承 | AWS EKSのNodeのIAMロールをEKSアドオンにも適用するか否かを設定する。 |
コンフリクトの解決方法 | 既存のAWS EKSアドオンが存在している場合に、上書きするかそのままとするかを設定する。 |
▼ Terraformの場合¶
Terraformを使用する。
# AWS CoreDNS
resource "aws_eks_addon" "coredns" {
cluster_name = aws_eks_cluster.foo.name
addon_version = "<バージョン>"
addon_name = "coredns"
# Terraformで設定を上書きできるようにする
resolve_conflicts_on_update = "OVERWRITE"
# スケジューリングさせるNodeを設定する
configuration_values = jsonencode(
{
nodeSelector = {
"node.kubernetes.io/nodetype" = "system"
}
}
)
}
# AWS kube-proxy
resource "aws_eks_addon" "kube_proxy" {
cluster_name = aws_eks_cluster.foo.name
addon_version = "<バージョン>"
addon_name = "kube-proxy"
# Terraformで設定を上書きできるようにする
resolve_conflicts_on_update = "OVERWRITE"
}
# AWS VPC CNI
resource "aws_eks_addon" "vpc_cni" {
cluster_name = aws_eks_cluster.foo.name
addon_version = "<バージョン>"
addon_name = "vpc-cni"
# Terraformで設定を上書きできるようにする
resolve_conflicts_on_update = "OVERWRITE"
# 環境変数を設定する
configuration_values = jsonencode(
{
env = {
# Podの上限数を変更する
MINIMUM_IP_TARGET = "10"
WARM_IP_TARGET = "5"
}
}
)
}
▼ Helmの場合¶
チャートリポジトリからチャートをインストールし、Kubernetesリソースを作成する。
$ helm repo add <チャートリポジトリ名> https://aws.github.io/eks-charts
# AWS CoreDNS
# 執筆時点 (2023/03/02) 時点でチャートなし
# AWS kube-proxy
# 執筆時点 (2023/03/02) 時点でチャートなし
# AWS VPC CNI
$ helm install <Helmリリース名> <チャートリポジトリ名>/aws-vpc-cni -n kube-system --version <バージョンタグ>
02. AWS CoreDNS¶
AWS CoreDNSとは¶
EKSの各Node上で、kube-dns
という名前のDeploymentとして稼働する。
同じCluster内の全てのPodの名前解決を行う。
AWS CoreDNSがAWS EKS Cluster内に無い場合、外部サービス (例:SSOのIDプロバイダーなど) の名前解決を実行できなくなるため、必須である。
設定¶
▼ バージョン¶
Kubernetesのバージョンに応じて、異なるアドオンのバージョンを使用する必要がある。
03. AWS EKS Distro for OpenTelemetry¶
テレメトリーの収集をマネージドにする。
メトリクスの場合、ストレージとアラートをマネージドにしたManaged Prometheusと組み合わせると、データの収集 (プル型のみ) から保管までをマネージドにできる。
04. AWS kube-proxy¶
AWS kube-proxyとは¶
EKSの各Node上で、kube-proxy
という名前のDaemonSetとして稼働する。
EKSのコントロールプレーン上のkube-apiserverが、Node外からPod内へのリクエストをルーティングできるようにする。
AWS kube-proxyがAWS EKS Cluster内に無い場合、Pod内のコンテナのライフサイクルを何も管理できなくなるため、必須である。
設定¶
▼ バージョン¶
Kubernetesのバージョンに応じて、異なるアドオンのバージョンを使用する必要がある。