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ジョブ管理@Linuxカーネル

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. ジョブ

ジョブとは

バッチ処理には、単発実行と定期実行の形式がある。

定期的なバッチ処理を、特に『ジョブ』という。


02 ジョブ管理

ジョブ管理とは

ジョブ管理では、複数のジョブを管理でき、各ジョブを独立して実行する。

Unixではatcronに、またWindowsではタスクスケジューラーがジョブ管理機能を持つ。


ジョブ管理の仕組み

ジョブ管理は、マスタスケジューラー、ジョブスケジューラーから構成される。

ジョブ管理とタスク管理の概要


マスタースケジューラー

▼ マスタースケジューラーとは

ジョブスケジューラーにジョブの実行を命令する。

データをコンピュータに入力し、複数の処理が実行され、結果が出力されるまでの一連の処理のこと。

『Task』と『Job』の定義は曖昧なため、『process』と『set of processes』を使用する必要があるとのこと。

複数のジョブ (定期的なバッチ処理) の起動と終了を制御したり、ジョブの実行と終了を監視報告するソフトウェア。

ややこしいことに、タスクスケジューラーとも呼ぶ。


ジョブスケジューラー

▼ ジョブスケジューラーとは

マスタースケジューラーから命令を受け、実際にジョブを実行する。

▼ リーダー

ジョブを待ち行列に登録する。

▼ イニシエーター

ジョブをジョブステップに分解する。

ジョブからジョブステップへの分解

▼ ターミネーター

ジョブを出力待ち行列に登録する。

▼ ライター

優先度順に、ジョブの結果を出力する。