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組織論@開発手法

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. エンジニアチームの作り方

指向タイプ

▼ 技術指向

技術そのものや、これの仕組み (アルゴリズム、アーキテクチャなど) にモチベーションがあるタイプ。

個人的なイメージとして、XaaSだと仕組みがブラックボックスのため、仕組みを知れるOSSが好きな人がこれに当てはまる。

どんなプロダクトを作るかではなく、どんな技術を使用するかが重要である。

深く狭いI型人材になる傾向がある。

▼ プロダクト指向

プロダクト (ちょっとしたツールも含む) を開発し、それを使ってもらうことにモチベーションがあるタイプ。

極論、技術を使用しなくともよく、プロダクトを提供できさえすればよい。

個人的なイメージとして、OSSだとプロダクトの開発が遅くなるため、素早く開発できるXaaSが好きな人がこれに当てはまる。

広く浅い型人材になる傾向がある。

▼ 組織指向

チームを作り、人をまとめることにモチベーションがあるタイプ。

個人的なイメージとして、後輩の指導や調整が上手い人がこれに当てはまる。

広く浅い型人材になる傾向がある。


チーム構成

いずれのタイプが良いというわけでない。

より良いプロダクトを開発するためには、チームにこれらの人材全てが揃っているべきである。


02. エンジニアのキャリアパス

キャリアパスの種類

ITエンジニアには、様々なキャリアパスがある。

メンバーのITエンジニアから始まって、例えば以下のパスがある (他にもたくさん) 。

engineer_carrier-path


エンジニアのキャリアパス例

キャリアパス例を示した。

CTPやVPoEといった職種は省略している。

flowchart LR

    subgraph スタッフエンジニア
        経営寄りテックリード
        アーキテクト
        右腕
        ソルバー
    end

    エンジニア --> 基点(( ))

    基点 --> スペシャリスト --> ソルバー
    基点 ---> ジェネラスト
    ジェネラスト --> ジェネラストの基点(( ))
    ジェネラストの基点 --> 現場寄りテックリード
    現場寄りテックリード --> 経営寄りテックリード
    プロジェクトマネージャー --> アーキテクト
    プロダクトマネージャー --> アーキテクト
    ジェネラストの基点 --> ピープルマネージャー["ピープルマネージャー<br>(エンジニアリングマネージャー)"]
    ピープルマネージャー --> 右腕
    ジェネラストの基点 --> プロジェクトマネージャー
    ジェネラストの基点 --> プロダクトマネージャー


現場エンジニアの種類

現場のエンジニアの肩書と役割である。

ただし、組織によって肩書きの役割が異なる。

そのため、肩書きによらず 『何の役割を担っていたか?』が重要である。

(肩書きは役割の後についてくる)

仕事 メンバーエンジニア メンターエンジニア サブリードエンジニア リードエンジニア (現場リーダー) プロジェクトマネージャー
社内外交渉
タスク管理
プロジェクト計画
工数/費用の見積もり
契約
要件定義
UIデザイン
システム設計
実装
テスト
リリース
運用保守


年齢の経験の対応

プロジェクトマネジメントに進むかどうかは年齢とは関係ない。

ただ、リードエンジニア (現場リーダー) の経験は35歳までに2年積んでおきたい (つまり、少なくとも33歳までには経験を始める)

そうでないと、30代後半で書類選考すら通りにくくなる。