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Global Accelerator@AWSリソース

はじめに

本サイトにつきまして、以下をご認識のほど宜しくお願いいたします。


01. Global Acceleratorとは

L4/L7ロードバランサーとして機能する。

エンドポイントグループを持ち、特定のIPアドレスに直接ロードバランシングできる。


02. セットアップ

コンソール画面の場合

▼ 基本的設定

設定項目 説明 補足
Accelerator タイプ エンドポイントグループへのルーティング時のアルゴリズムを設定する。 Standard:ユーザーに最も近いリージョンにあるエンドポイントグループに、リクエストがルーティングされる。
IPアドレスプール Global Acceleratorに割り当てる静的IPアドレスを設定する。

▼ リスナー

設定項目 説明 補足
ポート 宛先とするポート番号を設定する。
プロトコル ルーティング先のプロトコルを設定する。
Client affinity ユーザーごとにルーティング先を固定するかを設定する。 ・None:複数のルーティング先があった場合、各ユーザーの毎リクエスト時のルーティング先は固定されなくなる。
・Source IP:複数のルーティング先があったとしても、各ユーザーの毎リクエスト時のルーティング先を固定できるようになる。

▼ エンドポイントグループ

設定項目 説明 補足
エンドポイントグループ 特定のリージョンに紐付くエンドポイントのグループを設定する。
・トラフィックダイヤルにて、各エンドポイントグループの重みを設定できる。
トラフィックダイヤル 複数のエンドポイントグループがある場合、それぞれの重み (%) を設定する。 ・例えば、カナリアリリースのために、新アプリと旧アプリへのルーティングに重みを付ける場合に役立つ。
ヘルスチェック ルーティング先に対するヘルスチェックを設定する。

▼ エンドポイント

設定項目 説明 補足
エンドポイントタイプ ルーティング先のAWSリソースを設定する。 ALB、NLB、EC2、Elastic IPを選択できる。
重み 複数のエンドポイントがある場合、それぞれの重みを設定する。 各エンドポイントの重みの合計値を256とし、1~255で相対値を設定する。
クライアントIPアドレスの保持 X-Forwarded-ForヘッダーにクライアントIPアドレスを含めてルーティングするか否かを設定する。


素早いレスポンスの理由

GlobalAccelerator

最初、クライアントPCからのリクエストはエッジロケーションで受信される。

プライベートネットワーク内のエッジロケーションを経由して、ルーティング先のリージョンまで届く。

パブリックネットワークを使用しないため、小さなレイテシーでトラフィックをルーティングできる。

GlobalAccelerator導入後

Global Acceleratorを使用しない場合、クライアントPCのリージョンから指定したリージョンに至るまで、いくつもパブリックネットワークを経由する必要があり、時間がかかってしまう。

GlobalAccelerator導入前

以下のサイトで、Global Acceleratorを使用した場合としなかった場合のレスポンスタイムを比較できる。